生活支援員:渋谷の想い

みなさんこんにちは!管理者の佐々木でございます。
おかげさまでB型MAROPIGXは開所して7ヶ月半ほど経過いたしました。今回、先日投稿しました広報誌5月号で職員紹介させていただいた生活支援員の渋谷から、「私はこういう想いで支援しています」という内容がまとめられた紙を手渡されました。
内容を確認し、多々共感できるところがあったため、職員がどういう想いで日々支援し、共に成長しているのかを共有できればと思い投稿させていただきます。
生き物を扱う作業だからこそ見える成長があります。
こういった事業所を利用検討する方やご家族様、また、一般の方にとってもあまり好まれないお仕事という現状があると思います。
「匂いがきつい」
「汚い」
「体力仕事」
こういったイメージを持たれているのだと思います。
正直に言えば、匂いも汚れも完全になくすことはできません。ですが、日々しっかりと掃除をおこなうことでそれらを軽減し、キレイに保つことはできます。そして私たちは、作業そのものだけではなく、その中で利用者様一人ひとりの成長を大切にしています。
【掃除が苦手だった方】
【時間にルーズだった方】
【汚れるのが苦手だった方】
【生き物が苦手だった方】
現在ご利用していただいている方や、これまでに実習で来ていただいた支援学校の生徒様など、それぞれのペースで成長していく姿を私たちは数多く見てきました。
・最初はできなかったことができるようになる
・言われる前に自分で考えて動けるようになる
・挑戦しようとする
こうした日々の小さな変化や成長を、私たちは大切に見守っています。
また、体力仕事というイメージについても、利用者様一人ひとりに合わせた作業をしており、
「どこまでのものなら取り組めるのか、どのくらいの筋力があるのか、どんなことが得意なのか」といった、その方の状態や特性を確認しながら、無理のない形で作業に取り組んでいただいています。
複数人が同じ場所で作業していても、同じ目標などではなく本人に合わせて目標や役割を変え、「今よりも少し成長するためには何が必要なのか」という、日々の様子を見ながらそれぞれの成長を支援しています。
私たちは、言葉で伝えるだけではなく、行動で示し伝えることを大切にしています。
職員が利用者様へ声をかけ、共に作業し、必要に応じてサポートする。こういった、困っている人を手伝う姿や、最後まで責任をもって作業を行う姿など、日々の関わりの中で利用者様はよく見ています。
実際の作業の中でも、他の利用者様のために道具をもってきてくれたり、作業しやすいように自ら考えて台車の位置を調整したり、職員の行動を見て、自らも他者に対してのサポートや作業への工夫を実践してくれています。
「どう声をかけているか、尊重した対応か」など、言葉で聞くだけではなく、行動やその姿勢を見て学ぶことも多いです。だからこそ私たちは、職員自身の行動や振る舞いも支援のひとつだと考えており、それにより「その人が持っている力をどう引き出すか」という支援課題に、【見せること】というものもひとつの答えだと思っています。そして、それを積み重ねていくことで、利用者様の成長につながっていくと考えています。
私たちは、作業を通して技術だけではなく心の成長を大切にしています。
最初は自信がなかった方が「やってみよう」と一歩を踏み出せるようになったり、失敗してももう一度挑戦しようという気持ちになったりと、少しずつできることが増える中で、小さくとも成功体験を積み重ね、職員や他の利用者様からそれが喜ばれることで、自らの喜びとやりがい、そして自信につながっていきます。
作業は一人だけでおこなうものではありません。その日の利用者様の状態や得意なことを考慮してチームを組み、共に作業に取り組みます。役割を分担し、お互いに声をかけ、助け合いながら取り組むことで、協調性や協力する気持ち、相手を思いやる気持ちが成長していきます。
「誰かと一緒に頑張ること」や「誰とでも協力し合う」という、そういった関係づくりのサポートも私たちが大切にしている支援のひとつです。
私たちは、自分では気付いていない良いところを見つけ、それをご本人やご家族様へ伝えることを大切にしています。
「自分の言葉では伝えられないこと、自分では当り前だと思っている良いところ」など、そうしたそれぞれが持つ良いところを見つけ、それを誰かに認めてもらうことが自信につながり、新しい挑戦への一歩にもなります。加えて、決して作業ができるかどうかだけで判断せず、その人自身を見つめ、「働く力」「人と関わる力」「自分を信じる力」を引き出していきたいと思っています。
私たちはこれら「大切にしていること」を、一人ひとりの「できた」を積み重ねることを、その人らしい未来につなげる支援を、生き物のお世話を通して続け、そして支え続けたいと思います。
生活支援員:渋谷
以上がその内容です。
熟練の支援員かと思うような内容ですが、まだ20代であり、今回初めて福祉に携わったという職員です。私が20代のときは、「いかに人生楽して生きていけるか」しか考えていませんでしたが、今この時代を生きる若い世代の新たな面に感心しています。
それに加えて、たぶん私は前世でかなり徳を積んだのだと思います。
プライベートもそう、仕事でもそうですが、人に恵まれていると常に感じており、自分の選択した人生の岐路に対し、その先で私にはもったいないような人に出会えます。
そういった人たちへの感謝を忘れず、これからも「前世で徳を積んだんだな」と思って頑張ってまいりたいと思います!

